さて今回もプレアデスの続きを書こうと思います。今回は秋の星座に基づいた「勇者ペルセウス物語」です。
プレアデス 大雅荘ブログ版 第2回 秋編 (2)
.+*:゚+。.☆ 勇者ペルセウスの冒険 .+*:゚+。.☆
場所は古代エチオピア、カシオペヤ王妃とその夫のケフェウス王には,アンドロメダ姫という,たいそう美しい娘がありました。カシオペヤ王妃は娘の美しさが自慢でならず,ある日ついつい海に向かって口を滑らせてしまいます。
「海のニンフたちも,アンドロメダの美しさの前ではかすんでしまうだろう。」
この発言は,海の神ポセイドンをすっかり怒らせてしまいました。それ以来,エチオピアの海岸にはお化けクジラ(ティアマト)が現れて,人々を脅かすようになります。困ったケフェウスとカシオペアが神にお伺いを立てると,娘のアンドロメダを生け贄にするようにとの事。
国民の命には代えられず,アンドロメダはティアマトの生け贄となって海の岩場に繋がれました。アンドロメダ姫を喰い殺そうと,ティアマトが迫ってきます。
そこへ偶然通りかかったのが,天馬ペガススの背に跨った勇者ペルセウス。彼は有名な怪物メドゥーサを退治して,その首を持ち帰る途中でした。ペルセウスは,アンドロメダへ襲いかかるティアマトの前へと飛び出し,メドゥーサの首を振りかざしました。
ティアマトはたちまち石となり,海に沈んでしまいました。アンドロメダは危うく一命を取りとめます。怪物メドゥーサを退治して、帰り道にティアマトまで退治する縦横無尽な活躍はさながら三國志演技に出てくる趙雲子龍の如し。
さて、アンドロメダ姫を助けたペルセウスは、実は大神ゼウスの子でした。ゼウスのとりなしもあって海の神ポセイドンも怒りを鎮め、古代エチオピアにまた平和が訪れました。そして二人は結婚し,物話はハッピーエンド。
この話は本来もっとジメジメした話を当時(明治時代)の日本人でも分かり易いように作り替えられた話との事です。もっとも昔に見た古い映画もこんな感じの話でしたが。それにしてもお化けクジラ(ティアマト)の"クジラ"はなかなか理解出来ないと思います。クジラ座も実際のクジラとは程遠い形をしています。
今回はここまでにします。それではm(_ _)m
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